「ラヴが不在中、アキ毎日泣いてたんだからな!」



次の日。

ラヴが帰ってきている事に気付いたアシュリーは、ラヴに愚痴っていた。




「そうですか。可愛いですね、アキは」

「そうじゃねぇだろ!!」

「アキに寂しい想いをさせたお詫びに今日はアキとデートしてきますから、留守番頼みましたよ」



ラヴは立ち上がると、出掛ける支度をしているアキのもとへ向かう。




「全く、ラヴは何でいつもあぁ冷静なんだよ!!」



アシュリーはドカッとソファに座った。





「アキ、そろそろ出掛けますか」

「うん!」



アキとラヴは手を繋いで家から出た。



電車に乗って都心までやってきた2人。


久しぶりのデートと、ラヴが帰ってきた嬉しさをアキは噛みしめていた。




しかし、アキも女。


色んなショップが並ぶ都内で次々にショップを回り、いつの間にかラヴは荷物だらけになっていた。



「…やはり女性は買い物が好きですね」



服や靴などを嬉しそうに見ているアキを見て、ラヴは呟いた。