「でも、そんなアシュリー好きだよ」



アキがニッコリ笑うと、アシュリーはそっぽを向く。




「…ラヴがいけねぇんだ。肝心な時いっつもいねぇから」

「でもラヴは素直だからアシュリーみたく回りくどい事しないんじゃね?」

「レオンいっぺん死ね!!」



騒ぎながら家に帰ると、ラヴとサミュエルがリビングで人生ゲームをして遊んでいた。




「うわっ、男2人で人生ゲームって!!寂しっ」



そう呟くレオンだが、すぐにゲームに参加し始めた。



渋々アキとアシュリーも加わり、人生ゲームを楽しむエンドロール家。




「やったぁ!あたし子沢山だ」

「…では、今日からリアル人生ゲームを楽しみますか、アキ」



そう呟くラヴに、子どもたちは人生ゲームの車やお金を投げつける。





暫くして静かになったリビングにはラヴの腕枕でアキが、ラヴのお腹にレオンが、アキの背中にサミュエルが、ラヴとアキの足元にアシュリーが仲良くくっついて眠っていた。



とても幸せそうな顔で。