「アキ、どうしました!?」


脱衣場にタオル一枚を巻いた格好で立っていたアキ。


男達は顔を真っ赤にしながらも、まじまじとアキを眺めていた。




「アキーっ裸でいいのに」

「黙れ!!」



ど突きあうアシュリーとレオンを気にも留めず、アキは悲鳴のワケを話し出す。




「あのね、久しぶりに体重計ったら…体重が5キロも増えてたの!!」



ズルッという効果音が合うような転け方をする4人。




「そんな事であんな悲鳴あげんなよな!!」

「そんな事じゃないもん!5キロだよ!?一大事だよ!!」

「アキはもう少し太っても構いません。ぽっちゃりしてる方が女性らしくて可愛いですよ?」

「ラヴは黙ってて!!」



騒ぎ始めるアキとラヴとアシュリー。


そんな3人をよそにレオンはアキに抱きつく。



「本当だぁ♪プニプニしてるぅ」

「レオン最低!!バカ―!!」

「レオン、あなたって人はどさくさに紛れて何をしてるんですか。あまりアキに触ると私が殴りますよ?」



ふるふる肩を震わすラヴを気にする事なくレオンが抱きついていると、アキが巻いていたバスタオルがハラリと落ちた。




「!!!!!!」


男達は目を見開いて、凝固した。




「きゃあああ!変態共ぉぉ!!」



その後、散々アキに説教された男達はアキの裸を想い出し、眠れぬ夜を過ごしていた。




そんなエンドロール家のある1日。