「アキもおばさん化してきたね」

「ぎゃはは!確かに」

「レオンとアシュリー、母さんをバカにするな」



アシュリーとレオンに怒るサミュエル。




「アキはご近所付き合いが上手なんですね」



しばらく話し込んだアキは、4人を手招きする。




「ほら、あんた達もちゃんと挨拶なさい」


「…アシュリーっす」

「サミュエルです」


アシュリーとサミュエルは軽く会釈をする。




「アシュリー君は本当に美形ね。お父様譲りかしらね?うちの娘がよくアシュリー君の話するのよ〜」



おばちゃんはベタベタとアシュリーに触る。




「サミュエル君は可愛いわね。アキちゃん似なのかしら」


おばちゃんはアキとサミュエルの顔を見比べる。




義理の親子だとは知らないおばちゃんは、アシュリーはラヴ似、サミュエルはアキ似だと呟いた。




「おばちゃん、こんちは♪レオンだよ―」


レオンはおばちゃんに手を振る。



「あら、元気がいいのね。若いっていいわぁ」


レオンを見たおばちゃんは、ラヴとアキを足して2で割ったのがレオンだと言った。




「いつもお世話になってます」

「あら、旦那さんは本当にいい男ねぇ」


おばちゃんは会釈するラヴを見て目がハートになっていた。



おばちゃんと別れた後、血が繋がっていないと知らないと、本当の親子に見えるんだなぁと思った5人だった。



「アキももうババアだな。おばちゃんとあんだけ意気投合して話せんだもん」

「ババアじゃないわ!まだ20代よ!!」



アキとアシュリーはギャーギャー言い合う。




そんなエンドロール家はスーパーに到着した。