リビングに2人きりになったラヴとアキは、子ども達に渡すプレゼントの用意を始めた。



「そうだ、あの子達サンタさんに何をお願いしたの?」



アキがラヴに問うと、ラヴは子ども達の手紙を渡す。


子ども達の手紙を読んだアキは涙を流した。



「もう…あの子達は可愛過ぎるよ。本当に…大好きっ」

「あの子達がいい子に育っているのは、アキが愛情を沢山注いでいるからですよ」

「ラヴもだよ。段々本当にお父さんになってきたもん」



ラヴとアキは顔を見合わせて微笑み合う。





子ども達の欲しいプレゼント


それは…

『5人でいるこの幸せをずっと下さい』


だった。




どんなプレゼントよりも今ある幸せが続く事が、最高の贈り物だったのだ。




「でもラヴ、プレゼント買ったんでしょ?何買ったの?」

「はい。色々悩んだのですが、彼らが望んでいる幸せを考えて、5人お揃いの着ぐるみパジャマにしました」

「あはは!ラヴ可愛いっ!!パジャマって!!」

「ちょっとした憧れだったんですよ。…そんなに笑わないで下さい」



アキが笑うと、ラヴは赤くなり口を尖らす。




「うん、でもいいアイデアだよ。お揃いって嬉しいもの。絶対あの子達も喜ぶよ」



アキが笑うと、ラヴはいそいそと服を脱ぎ始めた。