「ねぇねぇ、アイスしまったら公園行って花火しようよ♪」

「えっ!?今日するの?」

「早くしないと花火しけっちゃうもん」

「そんな1日でしけったりしないわよ」



花火をする気満々の子ども達を見てラヴとアキは笑う。



アイスをしまい、バケツとチャッカマン、そして花火を持った5人は近くの公園へと向かった。



公園までの道を歩いていると、家の前で花火をしている人達がいた。



アキは夏の家族の風景だなぁと思った。





公園に着いたエンドロール家は花火を広げる。



「アシュリー、水汲んできて」

「あ?何で俺が。レオン入れてこい」

「はーい♪」



レオンはバケツを持って公園にある水道へと走っていった。




「色々入ってるね。何からしようか」

「俺これ!」



アシュリーはロケット花火を持つと、水を汲んでいるレオンに向ける。




「やめなさい!花火は人に向けてしちゃいけないんだよ」

「レオンは人じゃねぇから大丈夫だ」

「人じゃないって…じゃあなんだと思ってるのよ?」

「馬か鹿」

「…バカって言いたいの?」




アキは頷くアシュリーの頭を叩くと、ロケット花火を奪い取った。