「紅茶にはうるさいけどご飯は何でも残さず食べてくれるのは奥さんとして嬉しいよ」



アキはラヴに微笑むと、紅茶を淹れにキッチンへと向かった。




「英国って言ったら紅茶だもんね。紅茶で始まり紅茶で終わるくらい飲むって聞いた事あるし」




まだまだ国の文化の違いで困る事もあるけれど、それを全て受け止められる母親になっていたアキ。


そんなアキを困らせまいと努力する子ども達。


そんな想い想われる家族を優しく見守るラヴ。





エンドロール家の絆は日に日に強く確かな物になっていくのだった。