『桜鬼さーん。
喧嘩しましょ(笑)』

やっと桜鬼を見つけた頃には、
もう明るくなっていた。

『はぁ!
俺ら、いまから帰るんだけどな』

えー!!
せっかく見つけたのにそれはないでしょ(泣)

まぁ、いっか今度やってもらえば…

『お前、猫姫だろ!!』

私は、その声に引きとめられた。

いま思えば、これが晴翔との出会いだった。