Side 仄華

何で声でないの…

何で体にこんな管が付いてるの…

何で私は生きているの…

「…ねぇね…大丈夫?……」

燐華………もう…無理だよ…

「紙とペン持ってくる!!」

紙とペンなんてあっても私…字なんて書けないよ…

だって…勉強なんてしてないもん…

「紙とペンはいりません」

「何で……」

「ねぇね…勉強してないんで…
書けないんですよ…字が…」

「嘘でしょ…何歳なの…仄華ちゃん…」

「今年で16歳です…」

「じゃあ今まで何して生きてきたの…」

何して生きてきた………