明日は文化祭だから、今日は1日中文化祭の準備だった。
私は以外はみんなダンス班。
だから、ほとんどみんなと喋らなかった。
五時間目は、展示見学といって、展示班や美術部の作品などが飾られている武道館にクラスで見に行くことになっている。

そして、五時間目。

私はみんなの所に行った。
でも、1人だった。

マリーと葵が腕を組んできて、
ももちゃんとさらちゃんは、二人で見ていた。

私は胸がえぐられた感じがした。

追いついたらすぐどこかへ行ってしまう。

私のこと、見えてますか?
ねぇ。
私の存在、勝手に消さないで。
わがままにも程があるよ。なんで?
ねぇ。

「さきー!」
「か、かな!」
かなは、私と同じ部活に入ってる。
気が強くて、とても頼りになる。

なんか、私の弟の作品が展示されてたらしい。
そのときに、マリーのことを相談した。
ちょっと、心が軽くなった。



明日は、大丈夫。きっとみんな前みたいに接してくれる。

そう信じながら、眠りについた。