お腹一杯料理を堪能し、学園での生活を両親や兄に話し。

「美味しかったです、ごちそうさま、雛菊ちゃん」

秋帆は雛菊の部屋に通される。

天神学生寮での雛菊の部屋には何度も入った事があるが、実家の雛菊の部屋は初めてだ。

何というか、新鮮というか緊張するというか…。

「お父さんもお母さんもお兄ちゃんも、皆秋帆君の事気に入ってたよぉ」

秋帆の隣に座ってニパッと笑う雛菊。

「これで秋帆君は、ウチの家族全員に気に入られたって事になるね」

「そうですね、嬉しいなぁ」

微笑む秋帆に。

「!?」

いきなりハグしてベロチューして押し倒す雛菊。

「これで心置きなく、賢い子を作れるね…♪」