「はいっ、かんぱぁあぁあいっ」

「「かんぱぁあぁいっ」」

銀の挑発に乗って、これも一気飲みする龍娘と冬。

「あ、あれぇええ?銀先生流石魔法使いねぇ、分身とか出来るのねぇ?」

冬が怪しげな目つきで言う。

それは貴女が酔っているだけです。

「冬先生こそぉ、結界が専門じゃなかったんスかぁ?見事な残像じゃないスかぁ?」

訳もなく体がユラユラと揺れているシャランラ。

真っ直ぐ立っていられないらしい。

「やはり分身は朝日か読売だなっ!」

いやいや龍娘、アンタが言ってるのは『分身』じゃなくて『新聞』だから。