「貴様っ、冬っ!」

ドンッ!とテーブルの上にその美脚を上げて怒鳴る龍娘。

お行儀悪いし男子生徒やしまじろうが喜ぶからやめなさい。

「私が酔っていると言うろなら、その証拠にパンツ脱いれみろっ!」

その発言が既に酔っ払いである。

「私は酔っれらいっ!まだまだ余裕らっ!」

「あら、言うじゃなぁい?」

冬は薄笑みを浮かべながら、ある酒の瓶を手に取る。

「だったらこれ飲んでみるぅ?」

バルカン176ウォッカ。

ブルガリア原産の酒で、アルコール度数88度。

それを。

「ささ、銀先生も龍娘先生も、グイーッと」

グラスになみなみと注ぐ冬。

「よ、余裕ら、こんなもん」

「にゃははっ、いいねいいねっ」

「そうよねぇ、酒豪を自称するならこのくらいはねぇ?」

それぞれグラスを手に取り、一気に飲み干す龍娘、銀、冬。