「な、何だか向こうは賑やかですね…」

「そ、そうですね…」

ここも人だかりは出来ているものの、他所よりは多少落ち着いている喜屋武のキッチン。

おやおや?

何故拓ちゃんが一緒にいるんでしょうねえ?(ニヤニヤ)

「いっ、いえっ、喜屋武さんはちょっとドジな所があるからっ、ぼ、僕がお手伝いして失敗しないように見てようかなってっ」

しどろもどろになって弁解する拓斗。

「あ、有り難うございます拓斗さん…気を遣って頂いて…」

ビーフシチューの鍋を必要以上にグルグルかき回しながら頬を染める喜屋武。

動揺しているのは分かるが、それ混ぜ過ぎじゃね?