と。

「小猿っ!」

病院内だというのに大声を上げて廊下を走って。

やって来たのは鷹雅だった。

「どしたの河童君?病院だからうるさくしたら駄目なんだよ?」

「うるせぇ!」

いや、お前がうるさい。

「それどころじゃねぇんだよ!天神学園が大事になってんだよ!」

「あん?」

鷹雅の言葉に、龍太郎達は顔を見合わせる。