「……」

何も言わず、プイと振り向いて歩いていく龍娘。

少し悪ノリし過ぎたか。

頭を掻き、苦笑いしながら後を追うしまじろう。

そんな彼に。

「あ…明日の飛行機は早いのだ…」

肩越しに赤い顔を振り向かせ、龍娘は小さく呟く。

「お、起きれなくなるような事にはなるなよ…?」