はて、土産?

首を傾げる龍娘。

土産ならば二日目に、両手に抱えるほど買ったではないか。

それとも、買い忘れたものでもあるのだろうか?

「あるある!」

しまじろうは立ち上がって龍娘と向かい合う。

「これを忘れたら、みんなの期待を裏切る事になるぜ?」

「んん?」

何か名物でも買い忘れただろうか?

龍娘にはいまだにわからない。