どうも尻に敷かれてる感が拭えないこの夫婦。

しかし龍娘もまた、しまじろうを亭主として、ちゃんとリスペクトしているのだ。

「明日には天神学園に帰らないとだな」

椅子の背凭れに体を預け、溜息をつくしまじろう。

決して学園での生活が嫌な訳ではない。

それはそれで楽しいし、教師という仕事にもやり甲斐を感じている。

だが、こうして龍娘と二人で過ごす時間が終わるのは、少し名残惜しいというか…。