その手の中にあったのは、黄色い御守り。







「なんで御守りなんか……」







私より遥かに大きな手から御守りを取り出して、



書かれていた文字を見ると、更に涙が溢れ出た。



【安産】と書かれている御守りは、みーくんのぬくもりなど宿してはいない。