椅子から立ち上がったみーくんは、黒いバイクのヘルメットを持ち、扉の方へ歩いていった。







「ねぇ、みーくん」



「ん?」



「バイバイは、言わないで」







またね、も何も聞きたくない。



今、このときの"別れ"ですら、感じたくないの。