『そっかあ!
 話せてよかったね!!』


ニコッと乃愛に微笑むと


『かーわいいっ///
 同じ双子として羨ましーい!!』


ギューッと抱きしめてきた。

あたし的には
絶対乃愛の方が可愛いと
思うんだけどなーー…


乃愛は
茶色の大きな目
白い透明肌にピンク色のほっぺ
ふわふわした髪
細長い足
そして明るくて優しい。



そんな乃愛に
あたしはなりたかった。


でもいつもあたしのことを
最優先してくれていた乃愛が
あたしをほったらかしてまで
東條悠くんに会いに行くなんて…


ほんとに気になってたんだなー♪

あたしは結局
棗くんに助けてもらったことを
乃愛に言うタイミングを
逃してしまい、言えないままになった。