『じゃぁ雪村の席はー…
 お。椎名の隣が空いてるな。』


『ほぇ??
 あ、はい。』


あたしがそう言うと
雪村はニッと笑って隣の席に座った。

『よろしく。
 俺のことは楓って呼んで。
 俺も葵って呼ぶから。』


『ぁ、うん。
 わかったよ★』


笑顔の楓を見てると何故だかあたしは
引き込まれそうになる。


楓の目をジッと見つめていると
楓はパッと目をそらす。


『やべぇ。かわい。
 椎名葵かあ…ふーん??
 なかなかいいじゃん。』

楓はボソッと呟いた。



そしてこの先あたしは
究極の選択を選ぶことになる。