棗の身体がすごく筋肉質で
スラッとしてて
目のやり場所に困るもん。 


『?
 なんで下向いてんの?
 どうした?』

『な…なんでもなぃぃ////
 そ それより海入ろッッ
 ね!?』

あたしはパーカーを脱いで
バシャバシャと
海の中に入っていく。

そしてあとから棗も。


そしてあたしは大変な事に
気がついた。

足がつかない!!!!!!

動転しちゃって知らないうちに
結構深いところまできていたあたし。

棗は背も高いしまだ大丈夫そうだった。

そう。
あたし実は泳げないんです。


あたしは怖くて涙目になり
身体を強ばらせた。