そして修学旅行の日。


『おっきなわだー!!』


あたしは1人でおおはしゃぎ。

棗は呆れていた。

『そんな最初から
 テンション上げて
 体力もたずに倒れてもしらねぇ。』

あたしはむぅーっと口を尖らせて

『体力持つもん!!
 大丈夫だもん!!』

と言ってしまった。


そう。
ずっと一緒に過ごしていくうちに
膨らんでいった棗への恋心。

乃愛にもたくさん相談に
のってもらった。


この気持ちが恋なんだって
初めて知ったんだよ。


大事にしたいなぁー…。


この修学旅行もいい思い出にするっ!!


『このあとは自由だったよね!?
 ホテル前の海で泳ごーよっ』

あたしはみんなに提案した。