希美side 「んー…」 なんかオデコにペタッとした感触がある…。 あたしは自分の手でそのペタッとした感触を確かめた。 「ふさふさしてる…?」 開ききれてない瞼を開くと目の前にはルーの顔が。 「え?」 「起きたか。オマエ寝過ぎ」 どうやら時雨がルーを抱きかかえて あたしの額に肉球をあてていたらしい。 「今何時ー?」 あたしはベッドから立ち上がって時雨に話しかけた。