「…あり……え…な…い……」 「なんか言ったか?」 時雨はあたしの顔を覗き込もうとした。 だけどその時雨の頭に… ──ゴツン!! あたしは頭突きをくらわした。 自分の頭も非常に痛いけど。 「痛ぇだろ!!」 「頭可笑しいんじゃないの?!あんなところで…っ!!キ、キスするなんて!!!」 あたしは時雨をキッと睨むと時雨は笑いながら自分の頭をさすっていた。 …絶対に悪いことした、とか思ってない顔だな。