「おはよー」 「おはよう麻実」 あたしの肩をポンと叩くと麻実は席に着く。 「あれ?そのネックレスどうしたの?」 「えへへっ!これはねー?時雨がくれたのっ」 あたしは時雨に貰った指輪をチェーンで通して首に付けていた。 「これって一つ10万はするのじゃない?」 麻実は指輪をよく見ながらそう言った。 「うそっ?!そんなにするの?!」 「愛されてんねー。将来はめでたく結婚?」 あたしはそう言われ耳まで真っ赤になる。