「将来、お母さんの息子になるのは時雨くんで決定ね♪希美、浮気しちゃだめよ?」





お母さんはウィンクしながらあたしを見た。






「俺が浮気する余裕なんか与えませんから」






「あらっ!頼もしいわね!」





なんだろお母さんと時雨ってどこか息がぴったしだよね。


見事にあたし無しでも話が進んでいってるね。





「さてと、希美。時雨くんに食べてもらわなきゃいけないのがあるんじゃないの?」






「…ああっ!!そうだった!!」






あたしは思い出して急いで冷蔵庫から小さな箱を取り出した。