「ううっ…チーズケーキが…」







「俺に妬かせたいの?…希美はホント男の下心もわかんねぇのな?」






そう言って時雨はため息をついた。






「希美、あの店行くの禁止な」







「ええっ!!ケーキ美味しかったのに…」







「俺がもっと上手いとこのケーキ今度買ってきてやるから」







「ホント?!約束だからね!」






あたしはすっかり時雨のペースに流されていたのだった。