今日のあたしは街中のカフェにきていた。 あたしがきちんと向き合わなきゃいけない人と話をする為に。 「希美」 目の前からあたしを呼ぶ声がした。 顔をあげると、会社に出勤する時の姿のお母さん。 そう。あたしはお母さんをこのカフェに呼び出した。 「急にどうしたの。用があるの?」 あたしの目の前の席に座るとお母さんは珈琲を頼んだ。