「……。」 なんであたしは彼の家に来てしまったんだろう。 あたしは初めて来る男の人の部屋を見渡した。 うわー… 黒ばっかり…。 白の家具も置けば少しは明るくなるのに…。 「おいっ!」 「──へっ?」 声がした方に目を向けると何か毛布にくるんだままあたしに近寄ってくる。