「日向!これから三年間またよろしくね〜」
「あー寧々!うん、よろしくね」

あたし
水城 日向(みずき ひなた)は昨日から高校デビュー
入学式終わって初めての登校日

内心うきうきしながら
幼馴染の槙村 寧々(まきむら ねね)と教室に入り席についてるところ

あたしの席の前に寧々が座ってる

寧々は昔から目がクリクリで髪の毛はきれーな黒髪のストレートでかわいい。

そしてモテる。


あたしといえば生まれながらの茶髪でうんざりするくらいの天然パーマ、

もうモテる要素一つもないんだよね。

そんな寧々とあたしは幼稚園からずっと同じで今回高校も同じ所に通う事になり運良くクラスも同じだった。

人見知りなあたしは寧々と同じクラスで本当によかった。

で、さっきから女子のきゃーきゃー騒いでる。
なんでー?

「きゃ〜!!!かっこいい!!!」
「一年生なんだ〜あ!かっこよすぎ!」

ほんとなに、、っ?

「・・・っ!!」

寧々ときゃーきゃー声がするほうへ見に行ってみると
それはもうイケメンでイケメンで絶対モテるでしょって誰もが言うくらいな男子がいた。

あたしも正直ドキッとした。

それは、かっこいいからとかじゃなくて


元彼に何かが似ていたから。


あー、あたしまだ引きずってるんだ。

あたしは元彼が大嫌い。イケメンで優しくて、、、そんな元彼。
でも本当は最低な奴だったから。


だからあいつを見たときの第一声が

「寧々ーあたし、あいつ嫌い」
「日向、、元彼に似てるから? 」

ドキッ

寧々は何でもわかるんだね
「・・うん」