「七菜~!!
行こう~☆」

「うん!今行く~!!」


新春。


私は晴れて高校生になった。



「でも、まさかあんたがうちと一緒にまた学校行けるなんて、思わなかったわ~(笑)」


「芽生ひどっっ!!うちだってやれば出来るんだからね~♪」


毎朝寝坊ばっかのうちを学校行くついでに起こしてくれるのは、親友の武藤芽生。

頭が良い芽生と同じ学校に行けるのは、私の誇りだった。