ははっ...
好きだったのは俺だけってことか


まじ許せねえ



2人がいる教室を
振り返ることなく後にした




キーンコーンカーンコーン~♪



授業なんか一つも聞く気もなく昼



いったい爽那は
どんな顔して俺を迎えに来るんだ?


そんなこと考えてたら
勢いよくドアが開いた



「湊!行こうっ!」


どんな顔して会いにくんかと思えば
いつもと変わらねぇのかよ



相川と会うことが普通だから...

いつもしてたことだから...

表情一つ変わんねえのかよ...




「おぅ...」



正直飯食う気なんて起きなかった