「ほら爽那っ!元気だしてよっ
今日すぐそこにできたクレープ屋さん行こう!
そこで話じっくり聞かなきゃいけないしね~♪」


「なんでそんなに楽しそうなのよ~...」


「爽那に春が来るかもしれないのに
話し聞かないわけにはいかないでしょ!」


「春!?何言ってんの!」


「まあいいからさっ早くクレープ行こう♪」


「はぁ~わかっ...


「どこ行くんだよ」」


あたしの声を遮るように聞こえてきた声

そう、そこにいたのは相川織人...。

「うげっ!」

「うげってなんだよ笑
 いいから早く帰る準備して」


あ、またあの笑い方...
って何見とれてんのよっあたしっ!バカバカ!


「ちょっなんなの意味わかんない!
 これから果那とクレー「行くぞ」」

またも遮られ伸びてきた手によって掴まれるあたしの腕

「いや、え、ちょっあっ!!そうだ!!
果那が待「待ってない待ってない!」


「!?」