ぎゅっと。

自分で自分を抱きしめたけれど、
堪え切れなくて。

私は布団に突っ伏して、
激しくむせび泣いた。



逃げて来た私に、明日の卓也の試合の
心配をする資格なんて・・・



きっと、ない。