毎朝の忙しい時間、
夫の弁当を作らずに済むのは、
正直言って楽だけれど。

あまり多くはない夫の給料から
毎日の昼食代を出すのは、
少し痛い出費だった。


一度だけ、

『昼の外食を減らしたらどうか』

と言ってみた。


すると、夫は真っ赤になって怒り、

『誰のおかげで生活できていると
思っているんだ』

と怒鳴った。