そんな私に気づいたのか由美香(ユミカ)の足が止まった。 「…あさみ、具合悪いの?」 「え、あー…大丈夫だけど、ちょっとトイレ行ってくるねっ」 心配してくれてる由美香に気づかれたくなくて、こんな情けない姿見せたくなくて逃げてしまった。 後ろで由美香が私の名前を呼んだのにもかかわらず。