伊乃・惣介・咲太・大昂は同じC組で、出会ってすぐなのにもう仲良くなった。
4人で教室に行く。
男4人でこんなに楽しく話せるなんて、伊乃には初めてでとても楽しかった。
席は一番後ろが惣介、惣介の前が伊乃、その前に咲太と大昂が隣同士で座っていた。
男子は男子、女子は女子で固まって分けられる変わった席順だったので伊乃達は近くの席に座る事が出来た。
人数の都合上、惣介の隣の席は誰も居らず、伊乃の隣の席の人はまだ来ていなかった。
しばらくすると40歳前半くらいの優しそうな男の先生が入ってきてみんなに挨拶した。
「入学おめでとうございます!私は担任の松野聖司(まつのせいじ)です!よろしくね!」
明るくて何でも話せそうな良い先生だ。
しかし、伊乃の隣の席の人はまだ来ない。
もうすぐ入学式だというのに、初日から休みだろうかと思っていると、
突然教室の後ろのドアが勢いよくバンッと開かれた。
後ろのドアに注目が集まった。
入ってきたのは――――。
ド金髪に色黒の肌、赤いカラーコンタクトにピアス、着崩した制服の完全なる不良少年だった。
しかし顔は惣介と匹敵するくらいの美少年だったので女子達はざわめきだす。
『不良少年』は教室に入ると松野先生の前に行った。
松野先生も少しびっくりしたようだったが、笑顔は絶やさなかった。
「えっと、天川くん。おはようございます。」
松野先生が笑顔のままで挨拶した。
彼はどう返すのだろうと、みんなが注目した。
「すみません!入学早々遅刻しました!学校が楽しみで昨日あまり寝れなくて・・・」
意外な彼の言葉にみんなは呆然とした。
「あ・・・あぁ!そうかー!分かるよその気持ち!あ、天川くんの席あそこね!小崎くんの隣り!」
「はい、ありがとうございます」
松野先生はどこか安心したような感じで伊乃の隣の席を指差した。
彼が席に近づいてきた。
伊乃は思わず声を上げてしまった。
「僕、小崎伊乃!よろしくね!」
いきなりの伊乃の声に、みんなは少し驚いていた。
「オレは天川玲男(あまかわれお)!よろしくな!」
玲男は笑顔で返してくれた。
伊乃の友達がまた一人増えた。
4人で教室に行く。
男4人でこんなに楽しく話せるなんて、伊乃には初めてでとても楽しかった。
席は一番後ろが惣介、惣介の前が伊乃、その前に咲太と大昂が隣同士で座っていた。
男子は男子、女子は女子で固まって分けられる変わった席順だったので伊乃達は近くの席に座る事が出来た。
人数の都合上、惣介の隣の席は誰も居らず、伊乃の隣の席の人はまだ来ていなかった。
しばらくすると40歳前半くらいの優しそうな男の先生が入ってきてみんなに挨拶した。
「入学おめでとうございます!私は担任の松野聖司(まつのせいじ)です!よろしくね!」
明るくて何でも話せそうな良い先生だ。
しかし、伊乃の隣の席の人はまだ来ない。
もうすぐ入学式だというのに、初日から休みだろうかと思っていると、
突然教室の後ろのドアが勢いよくバンッと開かれた。
後ろのドアに注目が集まった。
入ってきたのは――――。
ド金髪に色黒の肌、赤いカラーコンタクトにピアス、着崩した制服の完全なる不良少年だった。
しかし顔は惣介と匹敵するくらいの美少年だったので女子達はざわめきだす。
『不良少年』は教室に入ると松野先生の前に行った。
松野先生も少しびっくりしたようだったが、笑顔は絶やさなかった。
「えっと、天川くん。おはようございます。」
松野先生が笑顔のままで挨拶した。
彼はどう返すのだろうと、みんなが注目した。
「すみません!入学早々遅刻しました!学校が楽しみで昨日あまり寝れなくて・・・」
意外な彼の言葉にみんなは呆然とした。
「あ・・・あぁ!そうかー!分かるよその気持ち!あ、天川くんの席あそこね!小崎くんの隣り!」
「はい、ありがとうございます」
松野先生はどこか安心したような感じで伊乃の隣の席を指差した。
彼が席に近づいてきた。
伊乃は思わず声を上げてしまった。
「僕、小崎伊乃!よろしくね!」
いきなりの伊乃の声に、みんなは少し驚いていた。
「オレは天川玲男(あまかわれお)!よろしくな!」
玲男は笑顔で返してくれた。
伊乃の友達がまた一人増えた。