「いや、保健室まで連れてく」



え?!

ちょっと?

『いや、いや、ここまでで大丈夫だ   よ!?あなたは入学式でたほーがいー よ!』

「いーから」





ガラガラッ

「すいません」

保健室にきてみたものの先生はいなかった…

「いねーか…」

『そーだね…じゃああたしはここで
 先生待ってるから、あなたは入学式  いってきて?本当にありがとね!』


ふー、これでお姫様抱っこからおりられる


それにしても、どーしてだろ、

こんなに胸がドキドキするのは初めてだよ…



彼はゆっくりお姫様抱っこから椅子におろしてくれた


『ありがとう。じゃあいってらっしゃ  い!』


これでもう彼と話すこともなくなってしまうのかな…


なんであたしちょっと寂しいっておもってるんだろ


そーいって彼はおろしてくれなかった