「月菜~!怖かったよ~!」


ギュゥ


美波はそう言うと私に抱きついてきました


「大丈夫ですか?」


「うんっ。月菜は平気なの?」


「はい」


確かに怖かったですが……


「何で大丈夫なの?」


「零君と話してましたから」


ねっ?と言うと零君が笑顔でうなずいてくれました


「何を話したんだ?」


朝からずっと黙っていた蓮哉が聞いてきました