「今日は遅いから泊まるといい」


もう10時です…


「拓也も零も自分の部屋に行ったし」


「…え?ここに住んでいるのですか?」


ご家族は心配しないのでしょうか?


「まぁ…ちょっとな」


聞かない方がいいようです…


「じゃぁ俺も下の部屋に行くな」


私はそう言って部屋を出ようとする蓮哉を…


クイッ


服の裾を引っぱってひきどめてしまいました…