その夜。


私は大樹君と定例会議を行っていた。




「さぁ、今日は私がお話聞く番だね」



「単刀直入だな」




まぁね。
意気込んでますから。




「それより今日、姉貴と何かあった?」




本当に鋭い子だ。




「ううん。
大したことないから。
心配しなくても大丈夫だよ」



「ふーん…」




この何考えてるか分からない表情、苦手だ。




「そ、それより、話って?」



「あー…この前、俺が話した曲作った友人が居るって言っただろ?
実は…ソイツのことなんだけどさ…」




そう前置きして大樹君は話し始めた。