幼い少女は浮き立っていた

小1にて席につくことはおろか
かってにいなくなってしまう
教員は頭を抱え親も苦しんだ

少女は障害などなく
普通に可愛らしい女の子であった
異様なのはその目
子供らしい輝きはなく
ただ黒くうつろである
彼女の好む色は白
いつも白い服を着ていた
誰もが少女を不思議な目でみていた

少女の名は 淀川 磊