一個の答えがストンと胸に落ちていった。


あぁ……なんだ………そうか。
あたし…橘のこと








好きなんだ…………
ずっと胸に引っかかってたのはこの答えだったんだ


息を吸い込んで橘に話しかける。

「…あたしね………あたしはすっ」

好きだよって言おうとした時だった。


「…圭。テメェ何やってんだよ」

二人だけの図書室に低い唸り声が響いた。