二 月曜日の朝は冬間近というのに暑かった、本田真理子は直ぐ近くに実家があるにも関わらずアパートを借りて一人暮らしをしていた。 そんな一人暮らしの部屋のベッドで毛布を蹴飛ばして寝ていた真理子はうっすらと目を開けて時計を確認するとすでに朝の十時を廻っていた。 ゆっくりと起き上がったが昨日飲み過ぎたせいかかなり気持ちが悪い朝だった。 「佳奈ちゃんが送ってくれたのかな」