−翌日−

「…おはようございま〜す」

「おはようございます、山形さん」

「おはようございます」

柔和な笑みを浮かべて出迎えてくれたのは、用務員の高田さんだ。

夕日の差し込む用務員室で、お茶を高田さんと楽しんでいた戸川先生は、相変わらず可愛いらしい姿で座っていた。

今日は白いブラウスに、グレーのタイトスカート姿で、ナゼか上から着古した白衣を着ている…

そして正座だ…

「やだな〜二人とも…何か突っ込んで下さいよ〜」

「おや…どの辺を突っ込めば、よろしいですかね〜?高田さん」

「生島君が、いない所じゃないですか?先生」

「そうですね〜一緒じゃないなんて、めずらしいですよね〜」

「あ〜ハル君なら、二日酔いでダウンしてますよ〜」

「おやおや…未成年を、あんまり酔わせたらいけませんよ〜?山形さん」

ほほほ…と、教師の発言とは思えないコメントを戸川先生がした。

「や〜僕は飲ませてないですからね〜?昨日はちょっと、ありましてね〜仕方ないかな〜と…」