「…確かに…先生が謝る姿に違和感を覚えるのは、僕だけじゃないハズ…」

山形さんが、深くうなずいて言いました。

「…ルドは謝った事が、一度もないから…」

「なるほど〜」

深谷君の呟きに、その場にいる全員が納得してうなずきました。

「いやですね〜皆さん…謝る事ぐらいありますよ〜?ねぇ、生島君?」

先生が最高に可愛いらしい顔で、生島君に同意を求めました…

「ははは…思わずイエスと答えそうになる自分が、悲しいな〜ははは…」

先生から顔を背けると、深谷君に助けを求めました。

「…ハルは正しいよ…」

「心が洗われる〜」

生島君はそう言うと、深谷君を抱きしめました。

「ほほほ…どんだけ私、非道な人間に思われているんですかね〜?ほほほ…呪っていいですか〜?皆さん」

「はははははは…」

その場が凍りつくと、深谷君をのぞいて一斉に笑いが起こりました。

「ほほほ…冗談ですよ?冗談?」

「冗談に聞こえないから、やめて下さいよ〜ははは〜」

「修子ちゃん、頼むから修子ちゃんに戻って〜ルドモード、マジ怖いから〜」