…そんな理由でこの間、死にかけたのか…

心なしか山形さんも、ブルーが入っている…

ははは…とハルと高田さんは、目が合うと声をそろえて笑っている…

フレイヤース王国の影の支配者は、ルドだったに違いない…



「…で、先生…どちらから、下に降りるんですか?」

自分は気になっている事をたずねた。

「え?どうゆう事?深谷君」

ハルが、キョトンとしている。

「う〜ん、そうですね〜実は私も、全てのシステムを思い出した訳ではないので…あ、生島君、時間あとどれぐらい残っていますか?」

「え、時間?えっと〜40分弱ってとこかな〜」

ハルは左手のダイバーウォッチを確認した。

念のため、研究所からここに来る前に、タイマーをセットしてきてある…

「ありがとうございます…時間にゆとりはありますね〜では、深谷君と生島君と山形さんは、出口の方のラセン階段を使って、地下5階まで降りて下さい」