「そうです、ご縁がなかったんですよ。でもほら、すぐに次のお相手が現れて、良かったですね〜」

高田さんもすかさず、フォローに回った。

「さすがわ、生島君ですよね〜ちまたで、゛途切れない男゙と言われるだけの事は、ありますね〜」

先生が楽しそうに、ハルの傷口に塩を塗り込んだ。

フォローする気は、ないらしい…

「やめてよ修子ちゃん…それ、ガセだから…こんなに早く次の相手が名乗り出たのは、初めてだから…」

…何だか、半分は本当だと言っているようにも、聞こえる…

「…で?何て言われたの?受けたんでしょう?」

山形さんが、深くその辺を突っ込んできた。

「フツーですよ…」

「高嶺の花という所に、興味があるのよ〜ハル君」

ナゼか山形さんは、オネー言葉になっている…

「…何でしたら、私が〜」

「ちょっと待った〜!修子ちゃん、オレが話すから…」

「そうですか〜?」

ハルはあきらめたのか、麦茶を一口飲むと話し始めた。